
書籍「いつもあなたのそばにいる、1000の風になって」のご紹介です。
優しい愛は決して消えない。「千の風になって」を、
油彩画と音楽によるコラボレーションで表現。
慰めと癒しを運ぶCDブックです。
「いつもあなたのそばにいる、1000の風になって」CDブック |
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■書 籍
定価(1500円+税) 発行:グリーン・メドー/発売:キリスト新聞社 ■C D 「1.千の風になって」 渡辺玲子作曲 日本語訳詞 松岡裕子 (05'24") *試聴(MP3ファイル) 「2.A.Thousand Winds」 渡辺玲子作曲 Author Unknown (05'03") *試聴(MP3ファイル) 「3.さまざまな風になって」 渡辺玲子作曲 日本語訳詞 横山保恵 (05'13") *試聴(MP3ファイル) |
■ 刊行に寄せて
わたくしと「1000の風」詩との出会いは、今から約10年ほど前に、文芸春秋(平成8年12月号)の河合隼雄氏の『サンフランシスコの風』という文に紹介されていたのを読んだのが始まりでした。いつの日かこの詩に添える絵が揃ったら、是非、音楽つきの本を出したいものだと強く願いながらも、作品と向かい合っているうちに年月が過ぎていきました。
10年前には、今のように広く知れわたった詩ではありませんでした。お身内を亡くされた方に詩を送って上げたりしたところ、ご子息をなくされた友人からは、「この詩のお蔭で立ち 直れた」と非常に感謝されて、私は多くの人を癒すパワーがこの詩にはあると思いました。しばらくすると朝日新聞の天声人語にも取り上げられたりするようになったのでした。
戦後60年の節目に当たる2005年、平和を強く願って、渡辺玲子さん(声楽家・作曲家)と『絵と歌のコラボレーション』を開きました。その時、新井 満氏のCDジャケットの デザインをした著名なグラフィック・デザイナーが見えて、「新井氏の『千の風』はフォーク調だが、貴女ならきっとスピリチュアルな曲が作れる。是非おやりなさい」と玲子さんに 作曲を薦めてくれましたし、思いがけないほど多くの方がこのコラボレーションにお集まりくださって、喜んでいただけたことが本出版への非常に大きな励みとなりました。
私達のこの本は、宗教を越えて一般の方に受け入れられるものでありたいと願っています。長年、私は「神の愛」をテーマに「賛美と癒しの色」を模索し続けてきましたが、それらの 作品の中からキリスト教色が強調されない作品11枚を特に選んでみたつもりです。
幼くして「母の死」を受け入れた私に、与えられている課題のような気もして本のアレンジをしてみました。この本が愛する人との別れで哀しみにある方のそばに、たとえささやかなり とも寄り添えるものなら・・・私達2人にとってこの上ない喜びであります。
■挿絵・日本語訳詞・作曲者のご紹介
松岡裕子 まつおか・ゆうこ ※経歴の詳細はこちらをご参照ください
小樽生まれ。東洋英和女学院高等部在学時代に石川滋彦(新制作)に師事。北米長老派 The College of Wooster(美術奨励賞)、ミシガン州立大学美術学部卒(優秀賞、Bachelor of Fine Arts 学位)。5年滞米、2ヶ月欧州の聖堂をめぐり帰国。文化学院、聖心インタナショナル校で教鞭をとる。田中忠雄(行動美術)の勧めで宗教絵画の道へ。以後30年師事。個展グループ展(内外)多数。キリスト教美術協会会員、日本美術家連盟会員、霊南坂教会会員、前アジア・キリスト教美術協会会長。公益法人のボランティア団体専務理事(1981〜)。教会、学校、病院などに常設画。
渡辺玲子 わたなべ・れいこ
国立音楽大学声楽科卒業。現在声楽を伊藤あや子氏に師事。ソロ活動の傍ら、児童合唱団、女声コーラス等の指揮、指導にあたる。作曲と讃美歌アレンジ、讃美歌学をカリフォルニア州立大学バークレー神学大学院連合にてD.C.Damon氏に学ぶ。現在音楽療法士のグループとともに病院などで音楽奉仕。また、近年はアート(版画_油彩画)と自作曲とのコラボレーションを展開。単独のコンサートも行っている。恵泉女学園大学聖歌隊ヴォイストレーナー。
辻本英恵 つじもと・はなえ
国立音楽大学声楽科卒業。現在、伊藤あや子氏に師事。卒業後渡仏。パリにて1年間の研鑽を積む。アマチュアオペラ「ガレリア座」にて数々のオペラに出演。ソロやジョイントなどでも幅広く活動をしている。また、音楽療法士・リトミック指導員の資格を取得し、現在しょうがい児施設や高齢者施設・病院などでセッションや慰問演奏を行っている。